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NARUTO大好きナルマニによる妄想吐きだめ処。とりあえずサスナルやらいのナルやら好き勝手やってます
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ユナ
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なるちょに常日頃から悶々してるただの腐女子。なるちょがいれば回りに花が飛びます。
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 サスナル(サクラ視点)


+ + + + + + + + + +

 数分前やってきた男とは裏腹な表情を浮かべた目の前で笑う男をみてサクラは一つ溜息をついた。最高潮に不機嫌です、と元より剣呑さを帯びている漆黒に附随した顔付きをしていた男は恐らくこの反応を見て余計不機嫌になってしまったのだろうと簡単にも予想がついてしまう。
 どうしてこの二人はこうも厄介事を増やしてくれるのだろうと。幾つになっても変わらぬ二人に称賛を与えたいトコロだが、それ以上に渇を与えたいばかりだと思いつつ不気味なまでに笑う青年―――ナルトに対してサクラは思い口を開いた。
「気持ち悪いその笑顔やめなさい」
「えー、キモチワルイってちょーしつれーだってばよサクラちゃん」
 一日の始まりを告げるお馴染みの挨拶をサクラは敢て無視をして話しかければ、ナルトもそれに触れることはせず、サクラが気持ち悪いと豪語した笑みを乗せて肩越しにサクラを振り返った。
 その手にはたった今受け取ったであろう任務指令書が収められていて、何事も無かったように中忍以上に支給されるベストにその書を仕舞うと、わざとらしく首を傾げてはどうしたの?とサクラに問うてくるのだ。その仕草を見て今回は随分と深いものだなとサクラは悟る。
「今回は何が原因?」
「サスケが悪い」
 即答。
 それが何を意味するなど長年の付き合い故直ぐに分かってしまって。
 大概の喧嘩なら互いに罵り合いながらも傍にいたり、他の者に愚痴を言うなどして感情を露にするのだが、はぐらかしもせず、未だサスケと恋仲にあるという羞恥に頬を染めることもせず、即答かつ原因を述べることなく前だけを見据えて答える時は余程の怒りを抱えている時だ。今回はそれほどまでナルトは怒っているらしい。そして、ナルトがこのような行動を取る時、その原因は九割方その相手―――。
「サスケが悪いんだってば」
 わざとらしい笑みは一回目の回答時に奥に潜んでいる。二度目の回答もそれは同じで深海の瞳を見据えてこちらを見ないナルトにサクラはこれ以上は無理だと判断し、隠す気も無い溜息を漏らすとその背中を思いっきり叩いた。
 現火影の腕技を直に学んだ腕力は並大抵のものではない。それを重々理解しつつ敢てその腕力を行使する。その証拠に突然の衝撃に息を詰まらせ咳き込んでしゃがみ込んでしまったナルトをサクラは見下ろして呟く。
「マンセルメンバーに迷惑はかけないように」
 そしてこの報酬は次の休み甘栗甘に付き合うこと。
 とんだ報酬違いだとは自分でも分かっているのだ。今からする労働に対して安過ぎる賃金なのだと。でもこのままこの二人を放っておけない自分がここに居て、毎度の事ながら損な役割だと思う。
 前だけを見据えていた深海の瞳が揺らぎ、何かを発しようと薄く開いた口からは結局何も漏れる事は無かったけれどもナルトの言いたかった事はきっといつもと同じことなのだろう。
「ほら、さっさと出発出発!」
「・・・ん、言ってきます」
 のそりと立ち上がったナルトの背を今度は叩く事無く両手で押し出す。その時微かに聞えた謝罪とお礼の言葉は聞かなかった事にして無事で帰ってきなさいとウインク一つお見舞い。奢るよ、と苦笑しながら漸く出発した問題児の片割れを見送った。そして次なる思考はナルトが来る数分前現れた男へと向けるのだ。
「ったく、世話の焼ける・・・」
 原因はその男であろうともきっとその事に気づいていないのだ。確かに通常の喧嘩なら大半はナルトに原因があるのだけれども、今回ばかりはあのプライドの高い男が原因だ。
「・・・今日の夕飯は何にしようかしら?」
 聡い男だ。自分の言いたい事に逸早く気付いてくれるだろう事を予想して。ならば久しぶりに高級食材でも買って貰おうかと思いつつ、いつも以上に不機嫌な顔付きをしているであろうもう片割れの問題児のいる場所へと足を向けたのだった。


 某方からのリク(別名お題):サスナル 喧嘩
 あ ば う と す ぎ ん だ ろ wwww
 と言いつつ楽しんで書かせて頂きました!ありがとうございますv そして勝手に大人設定&七班らぶ!で失礼しました、許してね/(^0^)\

 補足
 ナルトさんが本気で怒る時は静かに怒るだろう、と。
 ナルトのサクラへの報酬は甘栗甘の奢り。サスケのサクラへの報酬は本日の夕飯、もとい高級食材です(笑)もちろんこれは愛の差v

 

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